写真を整理していたら、鼻をめっちゃ擦りむいた娘(当時2歳)の写真が出てきました。
公園で走りまわっていて、転んで顔面スライディング。
小さいころのわが子は、よく顔面から転ぶことがありました。
最初のうちは運動神経が悪いのか?と思っていましたが……
当時6歳の長男が下り坂で転んだ時、普通なら手を地面についてイテテテ……で終わるようなことが、あらぬ方向に一回転した後にわざわざ(?)地面に頭をゴンッ。
心配よりも先に「なぜそうなる?」と、頭が?だらけになったことを覚えています。
とっさに手でかばうことのできない子どもに不安になって調べてみると……「まさにそれだ!」という意外な原因があることがわかりました。
子どもが顔から転ぶ原因は「はいはい」不足
うちの子のだけでなく、昔に比べ、今の子ども達は転んだ時にとっさに手が出なかったり、手が出せても力が足りなくて支えきれず、顔にけがをする子どもが増えているのだそうです。
5歳児の運動能力検査で、こんなテストがあります。
机の間に立ち、机に両手をついたら、足を浮かせます。
「両腕で体を支えて何秒間足を浮かせていられるか?」という検査です。
昭和55年には平均で80秒体を支えることができていたのに対し、平成10年度には男女とも48秒と、40%も短くなっているんですね。
NHKの番組でしたが、専門家は、
「以前は『はいはい』することによって腕の力が鍛えられたり、『はいはい』の後で立ち上がるという手順を踏むことによって自分のバランスが崩れそうになったときに立て直す練習ができていた。
それが、そういう機会がなく大きくなって来てしまったことが一つの原因ではないか」
と分析しています。
なぜ現代の赤ちゃんの「はいはい」が不足するの?
- 住宅事情により、家が狭くすぐに壁やつかまり立ちできるところにぶつかる
- 危ないからとゲートを設置して行動範囲が狭くなる
- 親が早く歩かせるための努力をしている