「読み聞かせ」と聞くと、私は胸がチクリと痛みます。
子どもが生まれて、読み聞かせを当然するのだと思っていたのですが……しませんでした。
やってみたけれど、「自分の思い通りにいかないから」心が折れてしまったのです。
親の勝手な言い分です。読み聞かせが楽しい皆さん、尊敬します。
目次
苦痛だった読み聞かせ
詳しいかどうかは別として、読み聞かせには「良い効果」があるらしいという情報は皆さんお持ちだと思います。
一言でギュッとまとめると、「心と頭が育つ」というところでしょうか。
私も子どもに読み聞かせをしようとしていた時期があります。幼稚園に入る前の話です。
でも……全然話聞かないし。すぐページめくろうとするし。ページ破けそうになるし。つか、破けたし。
母、超ストレス。
いや、わかってます。大人本位で読み聞かせしてはいけません。小さい子どもってそんなもんです。
でも、ストレス。子どもは自分が好きなようにしたいし、私は怒りだすし、続けたら親子の関係が悪くなりそうで……読み聞かせやめました。
もう少し大きくなってから、もうちょっとしてから……あら、一人で読めるようになっちゃった。
そんな感じで今日。光陰矢の如し。
読み聞かせが楽しかったこと、3回あります
あまりに回数が少なくて、覚えています^^
1回目 『きんぎょがにげた』 五味太郎
ロングセラースーパーメジャー作品ですね。息子が初めて反応した絵本です。
金魚鉢から逃げたきんぎょをページをめくって探します。
「あぁ、楽しい。読み聞かせって読んで聞かせるってことじゃないんだな、親子で本を楽しむことなんだな。」と思った瞬間でした。
2回目 『ぴょーん』 まつおかたつひで
市の取り組みでいただいた本でした。「ぴょーん」が楽しいみたいで、何度も読んだ……いや……ぴょーんと飛んだ本です。……読み聞かせてないか^^i
3回目 『うまれてきてくれてありがとう』 にしもとよう・文 黒井健・絵
息子が小2・娘が年中の時に2人に読みました。
この本はお友達に勧められて、私も初めて読む絵本でした。
事前に目を通すことなく「ちょっとお友達にすすめられた絵本があるんだけど……」と読み始めましたが、1ページ目から「あ、やばい、これ絶対私が泣くわ」という予感。
予感は的中。ですが、最初に鼻水をすすり始めたのは子どもたちでした。
読み終わって親子3人抱き合って泣くという、なんともいえない経験でした。
1回目は9年前、2回目は6年前、3回目は3年前ですね〜。昨日のことのように思い出せます^^
そんな子どもの現在は……本が大好きです
2人とも本が大好きですよ^^
特に下の子は文字を読めるようになるのが早く、入園前から読書をしていました。
読み聞かせはしなかったけれど、本は読んでほしい。
そのための工夫は3つ。
- 目の届くところに本を置いておく
- 本を読んでいたらめちゃ食いつく
- 親が本を読んでいるところを見せる
目の届くところに本を置いておく
図書館で借りた鮮度のいい本をまとめて置いておくことで、子どもがこの棚に興味を示してくれます。
本を読んでいたらめちゃ食いつく
わざと大げさにしているわけではなく、私が若いころ全く本を読まなかったので、本を読んでいる子どもたちは本当にすごいと思うんです!
本で得た知識を披露してくれた時は、すっごく食いつきます^^
私が知らなかったことをたくさん教えてもらっています。
親が本を読んでいるところを見せる
これは誰かの受け売りです^^
親が読んでいる本にも興味があるみたいで、『夢をかなえるゾウ』は奪い合うように読みました^^
読書は子どもの学力を上げるのか?
読み聞かせではなく読書の話になってしまいますが、以前紹介した『学力の経済学』の著者の記事、興味深いです。
ま、我が家に関して言いますと、本を読んでいても塾での文章読解は苦手です。塾の文章問題に関しては、本をたくさん読んだから解けるということではないと、受験本で読みました^^i
今は読み聞かせをしてもらってます
読み聞かせといっても、子どもの宿題「教科書の音読」を聞いているだけです^^
セリフを読むのが上手だったり、物語がおもしろかったりして、子どもの音読が大好きです。面白くて思わず笑ってしまうと、子どもも楽しそう^^
私が小学生だったころの教科書と同じ物語が登場することもあって、テンションが上がります。
「読み聞かせって楽しいかも!」
そう思って、「お母さん、読み聞かせしようかな。」と子どもに提案したら、「なんで?」と聞かれて「いや、なんとなく……」で話は終わってしまいました^^i
何歳になっても読み聞かせはいいものらしい
いつまで続けるか悩む方も多いのでしょうか?
「読み聞かせ 何歳まで」という検索が上位に。
「子どもに断られるまで」続けるといいそうですよ^^
わが家はもともとリクエストもないので、もう読み聞かせることも無さそうです。
私は今まで通りせっせと図書館から本を借りてきて、今まで通り、家族が読んだ本の感想を全員で共有することに努めたいと思います。
追伸
『うまれてきてくれてありがとう』という本は、同じタイトルの本があります。ご紹介したのはこちら。
神様に「うまれていいよ。」って言われて、ママをさがしているぼく。出会ったくまくんやぶたくんに「ぼくのママ知らない?」と聞きながらママを探し歩いて……というお話です。
ぜひ家族で楽しんでください^^