息子(当時小4)が、塾のテストの作文で、60点満点中5点だった日。
新聞をとることに決めました。
そこに至った経緯や、最終的にどうだったのかを振り返ります。
目次
苦手な作文を克服する方法を調べた結果
学校では作文を書く機会も随分少ないため、塾に行くまで小4兄が作文が苦手なことに気づきませんでした。
たった2行しか書かれていなかった作文に衝撃を受け、「小学生 作文 苦手」で調べてみると、作文が苦手な小学生は多いようで、たくさんの情報がありました。
本を読む、メモをとる、短い文章から書いてみる……たくさんの指南があります。
その中で1番ピンと来たのが
「多くのよい文章を読み、素晴らしい文章を真似すること」
書き方のテクニックを勉強するよりも、まずはよい文章に触れさせようと思いました。
その記事の中にあったのが、「天声こども語」を書きうつすというもの。
朝日新聞の「天声人語」は有名ですが、朝日小学生新聞には「天声こども語」があるんですね。
文字数が374字とコンパクトなので、活字嫌いの息子にもピッタリ。
天声子ども語の学習ノートも発売されていて、朝日新聞のベテラン記者が書いた「天声こども語」を書き写すだけでも字や言葉を覚えたり文章の構造が身につくという勉強法(?)もあるようです。
しかし気になるのは、「朝日小学生新聞」の内容。
息子は活字嫌いの新聞ビギナー。
毎日読めるだろうかという不安がよぎります。
子ども向けの新聞について調べてみると、全国版の子ども新聞は
- 朝日小学生新聞
- 毎日小学生新聞
- 読売KODOMO新聞
の3つがあるとわかりました。
せっかく新聞を購読するなら、毎日読んでほしいと思い、3紙のお試しを申し込んで比較することに。
子ども新聞のお値段は?内容は?朝日・毎日・読売を比較
新聞販売店は、複数の新聞を扱っているところが多く、主人が日経新聞をお願いしている販売店は、「読売KODOMO新聞」と「毎日小学生新聞」も扱っているとのことで、直接電話でお願いしました。
朝日小学生新聞は、ネットの申し込みフォームからお願いしました。
◆朝日小学生新聞(日刊)
8ページ
月額 2100円
◆毎日小学生新聞(日刊)
8ページ(土曜日は12ページ)
月額 1750円
◆読売KODOMO新聞(毎週木曜日)
20ページ
月額 550円
読売は週一回ですので、その分お財布に優しい^^
子ども新聞の記事の内容に大きな違いはないが紙面に特徴はあり
朝日小学生新聞
- パット見が一番新聞らしい印象
- 大きさは普通の新聞と同じ
- 1つの記事の文字数が他紙より多め
- 各紙面の下の方に広告。または全面広告もあり
- 広告の内容は、塾の模試や、作文・絵画のコンクールの募集など
- 存分に中学受験を意識した内容
- 「天声こども語」
毎日小学生新聞
- 大きさは普通の新聞の半分
- 朝日に比べると、子どもが読みやすい印象
- 私には意味の分からない(これ必要か?と思う)コーナーがある
- 「へぇ〜」と思う内容が多い
- 毎日新聞のサイトに記事がほぼ載ってる……購入する意味があまり感じられない
読売KODOMO新聞
- 大きさは普通の新聞の半分
- 3紙で唯一の週刊。550円は魅力
- 受験ページは四谷大塚監修
- コーナーがバラエティに富んでいる(小学館協力)
- 他がすべて漢字にふりがながあるのに対し、読売は同じ漢字が出てくると2回目からふりがな無し
- ふりがなが少ないのと、字体のおかげか、文字が読みやすい
- うちの子がはまっている「ねこねこ日本史」が掲載中^^
3紙に共通すること
- 時事ニュースに関しては、掲載内容は3紙ともあまり変わらない
- まんがが多いのも同じ。そのまんがが不可解だったりもするのですが……読売は「コナン」や「ポケモン」といったスーパーメジャーがコーナーに登場するので1歩リード?
- 私の知らなかったことがたくさん載っている!!
小学2年生は新聞は読めるのか?試読してみた結果
小4兄はともかく、小2妹は新聞が読めるのか?と思っていたら……
新聞が届くと先に手を出すのは小2妹でした。
とはいっても、4コマ漫画などに真っ先に読んでいましたが^^i
やはり知っているアニメのキャラクターが多い「読売」が好きみたいです。
新聞を読むのは小学校2年生でぎりぎりなのかなぁ。
娘は幼稚園から一人で本を読んでいたので、活字に慣れています。
1年生にはちょっと難しいかな。
文字がわかれば「読む」ことは可能だと思いますが、小さなお子さんは新聞よりも内容に興味のある絵本や図鑑を読んだ方がいいと思います^^
読み比べた結果、スタートは読売KODOMO新聞から
当初の目的は、朝日新聞の「天声こども語」だったのですが、まずは週1回の読売KODOMO新聞から始めてみることに。
毎日小学生新聞は小4兄の推しだったのですが、子ども向けすぎる感じがしました。
受験ガチ勢はやはり朝日小学生新聞かな。
東大王の伊沢さんも6年間朝日小学生新聞を読んでいたそうですね!
試読後の勧誘が気になる
試読期間が終わり、さっそく朝日新聞の販売店から電話がありました。
残念ながら他紙に決めましたということでお断りをして終了。
(勧誘は新聞社ではなく販売店が行っているため、販売店によって差があると思います)
2023年追記 読売は4年間続けました おすすめポイント3つ
「週1の読売子ども新聞から始めて、慣れたら毎朝届く朝日小学生新聞かな」と思って始めた子ども新聞でしたが、結局最後まで読売KODOMO新聞になりました。
おすすめポイントは
① 読売KODOMO受験新聞があった
9月~1月の限定期間ですが、読売子ども新聞のほかに「受験新聞」が入ります。
四谷大塚が監修しているもので、毎回教科別に受験のポイントが書いてありました。
1枚(4面)になっていて、ボリュームが多すぎないのもよかったです。
② 週1である
特に強調したいのがこれです。
娘は活字が得意ですが、息子はあまり本を読むのも好きではありませんでした。
もし新聞が毎日届いていたら……
子どもが読まない→親が「読みなさい!」と怒る、というのが目に見えています。
週1なら、1週間かけて読み終わればそれでよしと割り切ることができたので、親子ともに気持ちが楽でした。
②なんといってもお財布にやさしい
月550円!(新聞が届くのは毎週木曜日)
実は大人が読んでも面白いです。
ニュースもわかりやすいですし、自分が知らないことばかりでした^^i
漫画の続きが気になりすぎて、よく「あのトリック、わかった?」と娘に聞くこともしばしば。
読売KODOMO新聞のデメリット
子どもは2人とも、高学年になると少し物足りなく感じ始めたようです。
というのも、キャラクター自体に興味がなくなると、そのコーナーを見なくなるため、すぐに読み終わってしまうという感じでした。
良く言えば「ニュース意外に楽しいページがたくさんある」ということですので、初めての新聞、低学年から始める新聞には最適です。
まとめ
全国版の子ども新聞は 朝日、読売、毎日の3紙があります。
新聞に慣れてきたら「朝日小学生新聞」に変更かなと思っていましたが、小6まで読売KODOMO新聞を続けました。
高学年ともなると受験勉強も忙しく、新聞を読むことをプレッシャーにしたくなかったため、朝日には切り替えずに読売を継続しました。
息子の作文対策のために検討した新聞でしたが、果たして国語の役に立ったかはわかりません^^i
しかし、子どもが驚くほど物知りになったのは確かです。
「これって○○なんだよね」という知識を披露してくれた時、「どうして知ってるの?」と聞くと「子ども新聞」と答えることが多くてかっこよかった(笑)
大人が読んでも面白い子ども新聞、侮れませんよ^^
試し読みは販売店に直接電話か、ネット申し込みもできます。
読売KODOMO新聞試し読み → 読売KODOMO新聞
朝日小学生新聞試し読み→ 朝日小学生新聞
毎日小学生新聞試し読み→ 毎日小学生新聞