新生児ニキビは生後2週間から1か月の間に多く見られる吹き出物のこと。
我が家の息子は新生児ニキビが出て、娘は出ませんでした。
新生児ニキビができるのは予備知識としてありましたが、息子の場合日に日に増えていくので、当時気になってパソコンで調べていました。
大概のページにはこんなことが書いてあります。
- 自然に治るものなので大丈夫です
- 沐浴などの際に石鹸をつけて優しく撫でて洗いましょう
- 気にしすぎることはありません、心配いりません
だから私は新生児にきびで病院には連れて行きませんでした。
結論からいうと私、病院に連れて行かなかったことを非常に後悔しております。
特に「まじめな母」たちへ。
新生児ニキビで病院行ってもいいんだよ!!
確かに自然に治りました。でも……
「自然に治るのか……。ひどいようなら病院へと書いてあるけど、これってひどい状態なのかな?」
判断のつかないまま時は過ぎ……ネットの情報通り、1か月検診のころには肌はきれいになり、確かに治りました。
でも、跡が残りました……
息子の肌は小5になろうとしている今も本当にもちもちぷるぷるです。
娘の肌も確かにすべすべプルプルですが、それとは一線を画すもちぷる具合。
しかし、彼の鼻の脇(目の下あたり)にはニキビ跡のような小さな凹みがたくさんあります。パッと見て目立つようなものではありませんが、よく見なければ分からないというものでもありません。
ですから私は後悔しています。
ずっと気になっていながら、病院に連れて行かなかったことを。
本当は連れて行きたかったけれど、私の気持ちの問題で連れて行かなかったことを。
なぜ病院に連れて行かなかったのか?
先に書いた通り、新生児ニキビは「ひどくないかぎり清潔にしていれば自然に治るもの」
だから私は病院に連れて行って「これは何もしなくても治るものなんですけどね」と言われる(思われる)のが怖かったのです。
このころは毎月育児雑誌を購入していました。それには「熱が高くても子どもが元気なら様子を見る」とか、「ちょっとしたことですぐ病院に行く必要はないよ」というアドバイスが書かれています。
それが私には「ぜんぜん大したことないのにすぐ病院に行っても医者は困るんですよ。」というニュアンスで聞こえていました。(個人の見解ですよ^^i)
小児科はどこも激混みで、小さい子を連れて長時間待つのは大変。知り合いには、「子どもはタダだからすぐ病院に行く」という人がいました。悪いことではありませんが、軽い症状で受診する人があふれれば病院は混雑、症状の重い子の診断に時間がかかることにもなります。
だからなおさら「放っておいてもなおる新生児ニキビで病院に行ってはいけない」と思いこんでいました。
どうなったら病院に連れていく?目安は?
「これは大丈夫だろうか?」と心配なのであれば、私は病院で診てもらうことをおすすめします。自分の子どもの大事なお肌ですから!
とはいっても、どのくらいなら連れて行けばいいのか迷いますよね^^
「小児科 武井 智昭 」さんのこの記事がわかりやすいのではないかと思います。
いわゆる「ぽつぽつ」とした突起だったものが、徐々に炎症を起こして膿んだり白くなったりしてくると、かなり悪化した状態なので、むやみに触らず、小児科や皮膚科を受診してくださいね。
あぁ、まさにあの時の息子はこの状態だったのです。後悔しても始まりませんね……
新生児ニキビが出る生後2週間頃って、ちょうどママとベビーだけで家にいることが多いんですよね。
ネットや育児本に解決策を求める方も多いと思うのですが、正しい情報を選択し、正しく理解することは案外難しい気がします。
長男が生まれた10年前はやみくもにネットに情報を求めていましたが、今は「どこの誰が(何医院の何先生が)書いたかがはっきりしている情報」を基準に参考にしています。
今じゃないでしょ!
昨年のお正月、娘が突然の高熱を出し(インフルエンザでした)、休日診療へ連れて行きました。
待合室はぐったりしたお子さんや、マスクをかけた具合の悪そうな人たちでごった返していました。
そこに現れた一組の夫婦と赤ちゃん。受付の方も乳児だったので気になったのか、すぐに看護師さんを呼んで対応に当たっていました。
あんな小さな赤ちゃんが休日診療なんて一体何があったんだろう……
少し離れたところに座っていたのでお母さんが説明する声は聞こえませんでしたが、看護師さんの言葉が聞こえて驚きました。
「うーんこれは……乳児湿疹(新生児の肌トラブルの総称)かな〜、身体はきれいだから。」
えぇぇぇ!!赤ちゃんにきびで病院にいくのはいいと思うよ!でも「重病人であふれかえる待合室」「緊急性の高い休日診療」を考えると、今じゃないでしょ!
看護師さんは「診察まで時間がかかりますからこちらへ……」と、別室に案内していました。
病院に行った方がいいか迷ったときは?
お肌のトラブルに限らず、子どもが熱を出したり咳が続いていたりすると「病院へ行くべきか行かざるべきか」で私は悩みます。
特にそれが夜中となると、様子を見る派の私と、すぐに病院に連れて行く派の主人で意見が分かれて困ります。
そんな時は……#8000(シャープ8000)をご存じですか?
こども医療電話相談事業といって、主に病院が開いていない夜間や休日、病院を受診するか迷ったときなどに相談できる窓口です。
何度か利用しましたが、看護師さんが対応してくれました。
あくまで「アドバイスを受ける」ためにもので、診察してもらうわけではありません。
しかしいざという時、プロに相談できるのはかなり心強いです。
#8000だけでなく自治体や会社の福利厚生にもこのようなサービスがある場合もあります。
地域がかなり限定されますが、#7119 は24時間受付、大人も対象です。⇒ 救急安心センター事業
ぜひ自治体のサービスを平時に調べておきましょう!