洗濯ものを干していたら思い出した話。
小5兄が入学して間もないころの事。
学校から帰ってきて、当時1年生の息子が言いました。
「おかぁさん、ハンカチ汚れちゃったから洗濯してくれる?」
ポケットからびしょ濡れのハンカチ。
どうしたの?と聞いたら、
給食当番の子が残飯の入った容器をひっくり返してしまって、それをハンカチで拭いたんだそう。
あなたならどう答えますか?
私の反応はこうでした。
「えー?教室に雑巾あるでしょ?それ使えばよかったのに〜」
……あぁ。当時の私、残念……
でもその時は単純にそう思ったのです。なんの悪気もなく。
息子はみるみる涙目になりました。
泣くのを見せないようにくるりと背なかを向けて、こういいました。
「僕は……お友達が困っていたから助けたかったんだ。うぅっ(泣)」
そうだよね。助けたかったんだよね、協力してあげたかったんだよね。
ごめんごめんごめんごめん。
息子にあやまって抱きしめたら、「うわーん」と泣いて。
それをさっき思い出して、涙目。
小さいころから私に似て泣き虫だった息子は5年生。
泣かなくなったなぁとしみじみ。