寒くなってきましたね。
我が家の暖房はエアコンがメインなのですが、冬の防災対策として灯油ストーブも用意しています。
「備蓄の灯油っていつまで使えるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
業者さんに質問したときの回答を共有したいと思います。
(こういうことはネットではなく、プロに聞くのが一番です)
目次
灯油に消費期限・使用期限はあるのか?
灯油には、明確な使用期限はないのだそうです。
販売業者3社に電話をしたのですが、いずれも「保管状態が良ければ、昨年の灯油も使える」と教えていただきました。
この「保管状態がよければ」というのは、大前提として
- 灯油専用のタンクを使用していること
- 直射日光にあたっていないこと
とのことです。
販売業者さんに教えてもらった「劣化した灯油のチェック方法」
「使用期限はないけれど劣化はする」ということで、その劣化の見分け方法を教えてもらいました。
①すっぱいにおいがする
灯油は独特のにおいがありますが、それとは明らかに違う酸っぱい臭いがするそうです。
②色が黄色っぽくなる
灯油は無色透明ですが、劣化するとみりんのように色がついてくるそうです。
変色は濃いとか薄いとかの問題ではなく、変色した時点で変質しているので使わないようにとのことでした。
③水が混ざっている
ポリタンクに入っていて、蓋をしっかり閉めて、屋内にあれば水が混ざるわけがないと思いがちですが、それでも水が混入するのだそうです。
ポリタンクに残っている灯油の量が少ないと、タンクの中に汗をかいて、水が混入すると聞いて驚きました。
ですので、満タンで保管しているほうが汗をかかないので劣化は少ないとのことでした。
水が混入しているかは、2層にわかれているかで判断できるそうです。
プラスチックカップなどに灯油を注いでチェックすることができます。
劣化したものを使用すると、ストーブが壊れたり、事故の原因になるので気を付けてくださいね。
私は実際に反射式の灯油ストーブに灯油を入れたまま1年放置したところ、翌年着火レバーが下りず、泣く泣く買い換えた経験があります。
もし劣化した灯油を使った場合、
- 刺激のある煙が出る
- ストーブが正常に作動しない
- 消化しても火種が残り、完全に消えない
などの「事故につながるような不具合」も考えられますので、くれぐれもシーズン前に確認すること、劣化した灯油は使用しないことです。
灯油の保管方法・気をつけたい点
では今後、安全に保管するための保存方法です。
- 直射日光にあてない
- 蓋をしっかりしめる
- 燃料専用のポリタンクで保存(紫外線を通しにくい)
- 雨の当たらない場所で保管
- なるべくワンシーズンで使い切る
- タンク内に水滴が発生しにくいよう、満タンで保管する
- ストーブ内に残った灯油を持ち越さない・使い切る
灯油のポリタンクにも寿命があった!!
灯油のポリタンクは、5年で交換が推奨されていると知ったときの衝撃!
言われてみればポリタンクにも劣化はあって当然なのですが、見た目にあまり変わらないし、何も考えずに過ごしてきました。
5年というのは安全に使用できる期限だそうです。
製造年月日がタンクについているので、我が家のポリタンクを2つ確認してみると……
ぎゃ!2002年と2005年!もう20年になろうとしている!!!!!
と、いうわけで今入っている分を使い切ったら買い換えることにいたします……
このように丈夫なため、買い換えなんて考えたことがありませんでしたが、漏れてからでは遅いですもんね。
漏れる前に知ってよかった……
灯油のポリタンクの処分は自治体によってちがいます
ポリタンクはしっかり灯油が入っていたものですし、どう処分したらよいか市に確認してみました。
これは自治体によって違いますが、こちらの地域は「可燃ごみ」でした。
「50cm以上だと粗大ごみ」という地域もありますね。
中身が入った状態では回収されませんので、まずは中身の処分を。
灯油の処分はガソリンスタンドで
劣化して使えない灯油は、ガソリンスタンドで処分してもらえます。
有料・無料など対応が違いますので確認してから持ち込むのがいいですよ^^
自分で処理するのは私はおすすめしません。
危険物であることをお忘れなく!
私がガソリンスタンドに問い合わせたときの記事はここちらです⇒ガソリンスタンドに古い灯油は処分してもらえるのか聞いてみた。
まとめ
これでもう灯油について迷うことはなくなりました。
毎年安全チェックをして使っていこうと思います。
特に我が家のような「防災用」として備えているご家庭では灯油の出番が少ないと思います。
いざという時に使えるようにするためにも、平時にチェックをしておきましょう!