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【着物買取】口コミ最終章 訪問買取やってみた ネットの噂は本当か?

2024年5月24日

着物訪問買取やってみた

今回は他の業者に「訪問買取」をお願いしました。

申し込む前ははっきり言っていいイメージはありませんでした。

「貴金属を出すまで帰らない」「買い取ってもらえない」って本当なの?

高価買取って本当なの?

実際はどうだったのか、赤裸々につづります。

下調べ段階のイメージがよくなかった理由

訪問買取をどこに頼もうかと調べていると、どんどんイメージが悪くなっていきました。

理由は主に2つ。

①アフィリエイト記事(宣伝記事)しか出てこない

・実際に買い取りをしていないのに、人の口コミを載せたり、その口コミも本当かわからない

・実際に査定をして結果を載せている人もいるが、そもそも業者に「ブログに載せます」と言って画像を撮っているので、その時だけサービスで高値で買い取っているのではないか?

・ブログの運営者がアフィリエイト記事しか書いていない

あ、ちなみにこのブログも商品やサービスを紹介することがありますが、企業から依頼を受けて書いているものは一つもありません。

自分が使っていて、「これいいよ!」とおすすめしたいものだけをご紹介しています。

②悪い評判がたくさんある

・押し買いをされた(無理やり安く買いたたかれた)

・貴金属目当てで、出すまで帰ってくれない

などなど……

印象は全くよくないのに、なぜお願いすることにしたかというと、まずは着物を「捨てる以外の方法で処分したい」からです。

リメイクすることもできるのですが、色落ちするものや派手な柄など、使いにくい生地もあります。

私が持っている着物に超高額な査定額は出ないとわかっていたので、お値段がつくならお安くても買い取ってもらいたい!

そして、訪問買取の本当ところうをお伝えしたいという勝手な使命感も感じ(笑)やってみることにしました。

着物の買取業者 どこに頼むか迷った結果

前回、宅配買取でだまされかけた話を書きました。⇒ 口コミ 宅配買取で絶対にやらない方がいいこととは?

簡単に言うと、宅配買取で30円の査定しか出なかった11点を返却してもらい、リサイクルショップに持ち込んだら3万円になったという話です。

この時の買取業者が有名なところではなかったんですね。

そのこともあり、今回は「超メジャー」なところに頼もうと考えました。

知っている買取業者といえば、CMで見かける3社くらいだったので、順番に電話をしてみました。

「買取できない着物は引き取ってもらえますか?」と聞いてみると、

1件目A社⇒ 「買取専門店ですので、お引き取りはしておりません」と、男性が冷たく一言。終了。

2件目B社⇒ 「訪問時にご相談ください」と、窓口の女性。一生懸命説明をしてくれるので熱意を買って予約。

3件目C社に電話をすることはありませんでしたが、こちらはホームページに「無償引き取り」とありました。

着物の訪問買取 当日の流れ

着物の束

登場した若い男性と意外な対応

当日現れたのは若い男性。

挨拶を済ませ、名刺とパンフレットをもらいました。

いくつか説明を受けましたが、驚いたのは「トラブル防止のために録音をする」ということ。

どのように録音をしていたかはわかりませんが、私にとっても、業者にとっても、両者を守るためには録音は有効な手段だと思いました。

持ってきたカバンを「お客様の方においてもいいですか?」と聞かれ理由を尋ねると「変な話、お客様のものを僕がカバンに入れたりしないようにです」(言葉遣いは少し違ったかもしれませんが、要は悪さをしませんよという潔白の証明ということでしょう)

疑っていたわけではないのですが、最初から「悪いことはしません」という対応があることは安心材料になりました。

会話をしながら手早く仕分けをしていく

査定開始早々、「もしよかったらたくさん買取項目があるので、併せて査定をすることも可能です」と言われました。

買取項目というのは、貴金属やお酒、骨とう品などですね。

受け取り手によっては「早速その話!?」とも思われるかもしれませんが、決して押しつけがましい感じではなく「あ、もしあればの話なので」と言いながら査定が始まります。

私は高価なものは持っていないし、貴金属も売ってしまったのでありませんなどと会話をしながらも、査定をする手は止まりません。

着物の査定はかなりスピーディーでした。

広げて隈なく細かくチェックするというわけではなく、まずは生地の種類を見分けます。

正絹、ウールなど、手触りでわかると少し教えてもらいましたが、「これはウール?」と聞くと「いえ、正絹です」と言われたり、その逆もあり……

素人にはなかなかわかりにくく、査定員さんも「最初は難しいですが、やっていくとわかるようになってきます」とのことでした。

着物の山の中から選ばれたのは「正絹」の着物でした。

これは他社でも同じだと思いますが、ウールの着物(簡単に言うと安価な着物)は買い取られにくいと思います。

ハッキリと「ウールの着物は対象外」としている業者もあります。

喪服も同様です。

着物の画像を会社に送っていて、査定員1人だけではなく、画像を送った先でも判定をしているとのことです。

帯は積極的に買い取っているような印象があり、手元にあったすべての帯に値段が付きました。

査定が終わったら電話で確認がある

金額が提示され、買取が成立すると、書類を確認やサインをする作業があります。

本人確認書類も必要。

一通り終わると、査定員が会社に電話をます。

この時、私も電話口に出ていくつか質問を受けました。

「説明はありましたか?」「自分でサインをしましたか?」など、取引に関する質問です。

気になる査定額 買取点数が10点で、いくらになった?

買取点数は10点でした。

金額は……2000円です。

これをどう受け止めるかは、かなり個人差があると思います。

着物と帯が全部で10点。

私の持っていた着物は有名作家のものではありませんが、10点を合計すれば少なくとも購入時は数百万円のお値段です。

それが2000円ですので、確かに哀しさ、虚しさがあります。

しかし、よほどのお着物でなければ高い値段はつかないことも知っており、手元に残しても使い切れないため、売ることにしました。

買取金額の内訳も書類として提示され、至った経緯も説明があります。

一番高いお値段で帯が500円でした。

けっこうド派手な帯でしたが、実はいまそれがトレンドとのこと。

素人の私は「なるべく時代に左右されなさそうなクラシックなものが買取されやすいのではないか」と思っていたのですが、昨今の「映え」や「流行」から、派手なものが好まれるのだそうです。

有名作家、有名産地のものであればもっとお値段はつくのだと思います。

皆さまにはこれくらいだと知っておいていただくと、ある程度心構えをもってお申込みできるのではないでしょうか。

そうすれば少しでも高額なお値段がついたときに喜べると思います。

査定員が帰った後に、確認の電話がある

あらかじめ説明をされていましたが、査定員が家を出て数分後、他の方から電話があります。

満足度や、査定員に対する評価などを電話で話しました。

何か問題があればこの電話で伝えるのがよいと思います。

さて、今回かなりクリーンなイメージの着物買取でしたが、ネットで何度も見たキーワード「押し買い」って実際にあるのでしょうか?

押し買い(高価なものを安値で無理に持ち去る行為)って本当にあるの?

どうやら貴金属などの「押し買い」は現在もあるようなのです。

国民生活センターの公表しているデータでは、2019~2022年の被害相談件数は右肩上がり。

2022年は7722件、2023年も前年を上回るペースで相談があったようです。

あくまで相談された数ですから、実際にはもっといるのでしょう。

でも、ちょっと待ってくださいね。

押し買いについて調べると、各自治体の注意喚起のサイトがたくさん出てきます。

「押し買い業者」というのは、こちらからお願いしていないのに飛び込みで家に来たり、ある日電話がかかってきて「不要なものがあれば買取しますよ」と持ち掛けてくる業者の話のようです。

それがいつの間にやら「着物の買取をしている業者全体の話」にすりかわり、着物買取=押し買いといったイメージにつながっていると考えられます。

飛び込みではなく先に営業の電話があるケースもあるそうですが、相手から買取査定を持ち掛けられた場合には断るのが賢明です。

必須項目!クーリングオフがある会社かどうか

真っ当な会社であれば「クーリングオフ」の制度は必ず説明をされます。

売った後でも一定期間の間は取り消しができるというものです。

もちろん今回お願いした訪問買取でもクーリングオフの説明は受けています。

「連絡なしで買取に訪れる」こと自体が法律違反となりますので、そういった業者はとにかく受け付けないこと。

また、営業の電話があったとしても申し込まないことです。

買取が必要な時には、クリーンな買取業者を探して申し込みましょう。

着物の訪問買取をやってみた 私のまとめ

実際にやってみると、訪問買取は面倒もなく、「無理やり」とか「貴金属を出すまで帰らない」といった心配は無用でした。

訪問買取について調べて感じたのは、「着物の大手買取業者と、伝統的に着物に関わる方の溝」です。

着物の高価買取はない、押し買いがあると発信されているのは、伝統的に着物に関わる方々であったりします。

実際に高価買取は一部の高級な着物に限られそうなので、「着物に高価買取はない」は、ある意味間違いではありません。

「押し買いがあるという話を聞く」というものも、確かにあるのでしょうが、飛び込みで来るような悪徳業者の話を「着物の訪問買取の話」のようにとらえるのは間違いです。

伝統的な着物に関わる方が批判をすれば、大手買取業者は悪になり、私も最初は訪問買取を避けていました。

しかし実際に査定をお願いすると、確かに買い取り金額は大満足とはいきませんが、悪いイメージは払しょくされ、この着物に次があることはうれしく思います。

着物買取やってみた「着物仕分け」「宅配買取」「訪問買取」まとめ

着物の価値を見分けてもらう「着物仕分け」から始まり、もっとも手軽な「宅配買取」⇒「リサイクルショップへの持ち込み」、最後に「訪問買取」の4つを経験しました。

「おすすめする方」をそれぞれに分類すると、

  1. 着物仕分け⇒ 着物を手元に残したいと考えている方、持っている着物の価値を知っておきたい方
  2. リサイクルショップ⇒安くてもいい、持ち込んですぐに処分、現金化したい方
  3. 宅配買取⇒ 安くてもいいから早く売ってしまいたい方、とにかく簡単に処分をしたい方
  4. 訪問買取⇒ 一定以上の金額でなければ売らないという方、買い取り額について説明を聞いて納得したうえで売りたい方

訪問買取は、業者を選べば出張費などかかりませんし、「少しでも高く売りたい」という場合には2社以上に査定をお願いすることもできます。

自分が「着物をどうしたいのか」によって、方法を選ぶといいですよ。

参考までに私がお願いしたところのリンクを貼っておきます。

宅配買取に関しては、絶対におすすめしたくない業者ですのでご紹介はしませんが、注意事項をこちらの記事からご覧ください。
⇒ 口コミ 宅配買取で絶対にやらない方がいいこととは?

【 着物仕分け 】

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【 訪問買取 】

バイセル