佐藤ママと聞いてピンときた方は、子どもの受験を経験した(する予定の)ママさんか、昼の情報番組通な方かな?
お子さん4人を日本最難関と言われる東大理Ⅲに現役合格させたという、カリスマママさんです。(マが多め)
『私は6歳までに子どもをこう育てました 』『3男1女 東大理III合格百発百中 絶対やるべき勉強法』『「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』
といった、タイトルを見ただけでも興味津々の本を出している受験ママのカリスマですね^^
今回は、佐藤ママのお子さん4人がお世話になったという関西屈指の進学塾「浜学園」とのタッグで行われた講演会の「目からウロコのテクニック」をご紹介します!
「うちは子どもが勉強嫌いです。」というママさんにも、ぜひ知ってほしいです。
250名は参加者がいたと思います。実は私、佐藤ママがお目当てだったわけではなく、浜学園の講師による「図形のセンスが劇的に伸びる5つの習慣」との2本立てだったから申し込んだのです。
小4兄が図形を苦手とするので、是非聞いておきたかった^^
目次
図形のセンスが劇的に伸びる5つの習慣
塾の先生はとにかくしゃべるのが早い!メモが追い付かない!
以前子どもの塾の参観をした時もスピードが早くて驚きましたが、同じ感じ。四十路の脳がオイツカナイヨ……
すでに小4兄の塾の勉強にも置いてかれてる私が、小6の算数の問題の解説をされて理解できるわけもなく、時々置いてきぼりになりながらなんとか最後まで聞いてきました。
5つの習慣とは
- 公式の反復練習
- 図を描く習慣
- 書き込み習慣
- 定石記憶習慣
- イメージチェンジ習慣
「は?」ですよね。はい、話を聞いてきた私も「へ?」です。
でも、一貫して講師が言っていたことがあります。それは、
とにかく図形を描くということ。
問題に出てきた図形をノートにフリーハンドで描くこと。
私は小4兄に謝らなくてはいけません。なぜなら以前、全く反対の事を言っていたから。
「問題文に図が描いてあるんだからさ、それに書き込めばいいんじゃない?ノートに写してたら時間の無駄だよ」と。
(▼o▼)真逆!
それが間違いだったと小4兄に伝えたら、「うん知ってるよ。あの本(東大合格性が小学生だった時のノート)に書いてあったから、ぼくいつも図形写してるよ。」と。
図形を描くのが当たり前な子は、成績が伸びるそうです。……やってたんかい。これからの伸びに期待しましょう……
浜学園直伝!?子どもが面倒くさいと言った時の対応
- 第1段階 「面倒くさいと言ったら運が逃げるよ」
- 第2段階 「面倒くさいことをひとつすれば、1ランク上がるよ。」
- 第3段階 「面倒くさいことを丁寧にすれば一流になれるよ。」
- 第4段階 「面倒くさいことをずっとしないでいるとタタリがあるよ。」
4を言う時は、言い方に注意して下さいね。本当にタタリがあるようなムードでは言わないように(笑)
ここまで言うと、面倒くさいを頻発していた小学生たちもやるようになるそうです。
佐藤ママのお話
佐藤ママからは「幸せ子育ての極意と受験ママの鉄則」というお話。
テレビで見るよりも美人さんで、少し雰囲気も違うような印象でしたが、話が進むにつれ佐藤節全開。後半は自分が怒られているような錯覚を^^i……
受験は母親が9割という本を書くぐらいですから、佐藤ママは徹底的にお子さんの勉強に関わっています。
よく「東大生のほとんどは親に勉強しろと言われたことがない」と聞きますが、佐藤ママの場合は徹底的にどもの勉強スケジュールの管理をしているようです。
佐藤ママが言うには、
- 子どもは恩知らずの塊
- 子どもは基本怠け者
- 子どもは勉強が嫌い
東大に受かったお子様なのだから、もともと勉強好きのなのだと思っていましたが、実は佐藤ママが関わっていたからこそ勉強に取り組めていたのだというのは意外でした。
佐藤ママがイメージと違ったこと
佐藤ママの書籍は、図書館で借りたり、立ち読み程度で読んだことはありました。しかしそんなに影響を受けたわけではありませんでした。
「ご両親も高学歴だし、お金があるから有名進学塾にも入れられるわけで、私はそんなに子どもに勉強を押し付けたくないし、まぁ参考にはなるか。」くらいの冷めた感じだったのですが……
実際は、徹底的に子どもに関わって、あれこれ工夫をして、子どもたちを導いているママさんなのだと理解できました。
- 子育てはママの特権である
- 子どもと一緒に過ごせる時間は幸せ
- 子どもに徹底的に寄り添うこと
- 他人や兄弟と比べない
- 子どもがなんでも言いやすい母になること
勉強をさせるための工夫だけでなく、母としても学ぶ点は多くありました。
佐藤ママがイメージ通りだったこと
この日のいちばんの名言は、
「点数にならない答えはゴミ。惜しいとか、ケアレスミスはない」
子どもに教えたら、ひどいと言って引いてましたが、 受験の場では本当にそうだと思います。
すぐに行ったこと、これからやっていくこと
快適に勉強するための工夫もとても役に立ちました。
カレンダーを2つ買う
2ヶ月先までの計画を立てるため。
小4兄もカレンダーを2つ買ってテストの予定や勉強の計画を記入。私も家族のスケジュール用に2つ購入しました。これ、おススメです!
100円ショップで買いました。↑予定を入れる前。まっさら。
タイマーなくして時間管理なし
- 毎日の計算は決めた個数を10分でする
- 理科社会の暗記事項もタイマーで10分
- 漢字は個数で決めるのではなくタイマーで10分
- 20分後に勉強を始める場合は20分にタイマーセット
- テレビを30分見るときも30分にタイマーをセット
始めて2日目ですが、時間を測ることで「今まで思っていたほど長時間勉強していなかった。」「10分あれば案外いろいろできる」と本人が気づいて、積極的に取り組んでいました。
講演終了後
私は子どもに自主的に取り組んでほしいと思い、勉強にあまり口出ししないようにしてきました。
講演を聞いた後は、「勉強させるのではなく、もっと子ども&子どもの勉強に関わっていこう。」と思いました。
子どもの最終目標は「自活」。自分がやりたい職業やりながら楽しく生きていけるということ。テストで点数を取るための勉強じゃない。
この言葉は深く胸に刻まれました。小4兄にも小2妹にも、これから先ずっと伝えていきたいと思っています。
講演後、サイン本を求める長蛇の列に驚きました。ご利益でもあるのかな。