当ブログはプロモーションを含みます

勉強は教えられないけれど、子どもの様子を観察するって大事ねという話

2022年3月4日

親子

我が家には2021組2023組がおります。

中学受験の試験は本当に難しく(伴奏されている方々にはそうではないかもしれませんが)、子どもには小5で学力は追い越されました。

もう私が勉強を教えることはありません、というかできません。

勉強は塾にお任せ。

テストの見直しも本人に任せてきたわけですが、時々勉強の様子やテストをじっくり見てみると、驚くことがあります。

「え?そんなやり方してたの?」とか、「え?多分先生はそういう意味で言ったんじゃないと思う」とか。

今回は、「親が気づいてよかった」ことを2つお伝えします。

 

国語が苦手な2021息子の場合

算数と理科は大得意。

国語が足を引っ張った2021。

ある日ツイッターで「中学受験の文章は長いので、ゆっくり読んでいたら時間が足りません。読む速度を計ってみるといい」とありました。

たくさんのサイトで塾講師が解説していたのをざっくりまとめると、

  • 読むのが早すぎると理解が追い付かない、遅すぎると問題を解く時間が少なくなる
  • 適切な目安は1分間に500~600文字

といったところ。

早速私、2021息子(当時小6、国語が苦手な読書嫌い)、2023娘(当時小4、国語が得意な読書好き)の3人で読む速度を計ってみました。

(アプリを使用)⇒読書速度ハカル君

さて、結果はと言うと。

私と2023娘は800~900字程度。

適切な目安が600文字程度なので、少し早めですね。

では息子はどうだったかというと……

1500~2000文字

マジかよ。

どうしてそんなに早く読んでいたかというと、「先生が早く読めって言ったから」

確かに塾では「ゆっくり読んだら問題を解く時間が無くなるから早く読め」と言われたそうです。

はい、これが集団塾の怖いところであり、幼さゆえの理解力不足(先生の言葉を鵜呑み)が引き起こした間違い。

息子はもともと読むのは遅くないのです。だからもっと早く読む必要はないのです。

でも、「先生が早く読めって言った」から、もっと早く読むように努めました。

国語は良くなるどころか下がり気味。

気づいたのは小6の秋……

まずはこの後から速度を少し落として読むことに。

子どもは受験日まで伸びると言いますが、国語はこの後ぐんぐん伸び、第一志望校では国語が合格をたぐりよせてくれました。

もちろん読むスピードだけが原因だったとは思いません。

その後に来た新たな塾講師によって得たテクニックも大きいでしょう。

本人は「麻布の過去問が僕の国語を強くした」と言っています。(麻布受けてないですけどね、問題が特殊なので鍛えられたのかもしれません)

国語が伸びた原因は、本人の努力も含めたくさんあるのでしょうが、「先生の言うことに真意をわからないまま鵜呑みにして間違えている」のに気づいてあげられるのは近くにいる親しかいないのではないかと思います。

 

読む速度を計る便利なサイトはこちら⇒読書速度ハカルくん

面倒な登録が必要なく、ニックネーム、学年、縦書きor横書きを選んで読む速度を測定してくれます。

このサイトがいいのが、読み終えた後に内容に関する質問が出されるんですよ^^

学年を選ぶときは、中学受験なら小6の文章は簡単すぎるので中3くらいがよいと思います。

 

算数が苦手な2023娘の場合

息子と正反対、読書大好き文系娘。

算数が特に芳しくないため、2021息子に家庭教師を依頼。

そのやり取りを聞いているときにあることに気が付きました。

「2023娘、全然問題文読んでないな……」

息子の解説を聞いているときに「え?そういうことなの?」「あ、ここに書いてあったわ」と、算数や理科の問題を読み飛ばしたり読み間違えているようなのです。

あれ?2023娘は国語得意だよね?なんで読み間違える??

不思議に思って検索すると、答えになるような記事を見つけました。

(そのサイトが今見つけられらないため、概要をお伝えします)

小学校の先生が書いた記事だったように思います。

「文章題が苦手な子は、問題をちゃんと読んでいないことが多い。わからないと言って先生のところに来るが、問題文を声に出して読ませると、途中で「あ、そういうことか」と、教えなくても自分で気づく」

つまり、問題文をちゃんと読んでいないから間違うのだと。

これを2023娘に当てはめてみると……

  • 本が大好きで読むのも早い
  • 普段の読書スピードからすると、斜め読みをして精読をしていない
  • 普段長い文書ばかり読んでいるため、算数や理科の文章題(短い文章)を甘く見ている??

さらに息子と娘のやりとりを聞いていると、娘が「こういう可能性もあるんじゃない?」と言い出します。

読書大好き娘が「算数の問題文を読んで想像を膨らませ、問題をややこしくする」という現象が起きている……

ここで2023娘に伝えたことは、

  • 算数の文章題は問題を解くのに必要な事しか書いていません
  • だから斜め読みしてしまうと大事な条件を見落とします
  • 問題を「精読」すること
  • 問題文に書いてあることがすべてで、それ以上でもそれ以下でもありません
  • わからない時は問題をもう一度読むこと
  • 書いてある条件がすべてなので、1つも取りこぼさないように図形に書き込むこと

さて、その後2023の算数はどうなったかというと……

それまでは「75点とれれば御の字、普段は偏差値30~40」から、「偏差値は50~60」となりました。

しかし、これが5年生後半のことで、現在新6年生の範囲となり、算数は再度苦戦中。

明らかに息子が家庭教師をした回はテストの点数もいいのですが、「兄に教えてもらうのが嫌」という理由で先生に聞いてくるのです。

でも、先生に聞くと「説明を聞いてわかったつもり」で終わってしまうので、次につながらない……次の手を考えているところです。

 

まとめ

集団塾では個別に指導することはほとんどありません。

私のように「勉強は教えることができないから塾任せ」という方も、時々勉強の様子をのぞいてあげるといいかもしれません……というお話でした。

これは我が家の子どもの話で、私は素人ですので参考程度に聞いていただけると嬉しいです。

Copyright© 家事と家族とエトセトラ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.