子供が決勝に進出したことがあります。
その頃と状況が違うこともありますので、参考までにどうぞ。
前回、決勝大会ではなく全国統一小学生テストに関する注意点をこちらに書きましたので、特に全国統一小学生テストは初めてという方は、こちらから先にお読みください⇒全国統一小学生テスト(無料)受ける前に親が考えておきたいこと
このあとの記事は「決勝狙ってます!」という方向けとなっています。
目次
決勝大会に出る場合、フルネームと○○県○○市までホームページで公開されます
誰が何回決勝進出というのは伏せます。なぜなら全国統一小学生テストは、子どものフルネームとお住いの地区まで出ちゃうから。
決勝に出るためには、「お名前と○○県○○市まで四谷大塚のホームページで公開される」という条件があります。
それができない場合は残念ながら決勝大会に出ることができません。
決勝ボーダー 何点取れたら決勝進出?偏差値いくつで決勝進出?
経験でしか申し上げられませんが、各教科1~2ミス以内でなければ厳しいです。
理科と社会はできれば満点を。
国語で満点が難しいのと、算数は得意な子が多く差がつきにくいため、理社で2問落とすと決勝は難しいと思います。
偏差値で言うと75以上というところですが、結果としてそうだったというだけですので、参考になる数値ではありません。
全統は偏差値が高く出ますので、普段の四谷大塚のテストで言うと、偏差値65以上になるかな……という私の予想です。
とにかくケアレスミスをしないこと
1問が決勝進出を分けますので、ミスをしない人が強いです。
四谷大塚は普段の塾のテストから漢字のとめ、はね、はらいも細かくチェックします。
模試でたまにあるのが、漢字の「部首」と「つくり」が離れていて✖になること。
漢字の間違いはすごくもったいないので、注意してくださいね。
全国統一小学生テストの決勝に進むために対策は必要なのか?
全統は塾の模試よりも点数が取りやすく、学校のテストよりはすこぶる難しいというもの。
中学受験塾に通っているのであれば対策は必要ないと思います。
決勝進出に対策は不要ですが、「何が何でも決勝でトップ30に入りたい」というのであれば対策は必要です。
決勝進出メンバーは知っている名前が多い
こちらの記事にも書きましたが、全国統一小学生テスト(無料)受ける前に親が考えておきたいこと
全国統一小学生テスト(以下全統)は、四谷大塚の塾の子を中心に、腕に覚えアリの各塾の面々が受けているものと思われます。
決勝進出メンバーは毎回同じ名前が見られます。
四谷大塚または準拠塾の生徒さんの名前を「YTテスト」や「組み分けテスト」の順位表でよく見ているため、「またあの子が出てるなー」という感じです。
決勝進出者の中には「もうiPad何個目だよ!」という強者もいるそうです。
全統決勝の褒章をコンプリート出来そうな子がいると聞きましたが、最終結果はどうだったのでしょう?
全国統一小学生テストの決勝進出が決まった後のこと
ここからは全統の決勝がどんなものなのかについて書きます。
個人成績表が届く前に塾から連絡があり、決勝大会出場と伝えられました。
その後、決勝大会への招待状が届きます。
全統では「君だけの診断レポート」という資料がありますが、成績の4教科の順位の欄には「決勝進出」と書かれおり、何位で決勝に進んだかはわからないようになっています。
全国統一小学生テストの決勝で30位以内に入るための対策は
決勝大会のテストは、4科目+作文で行われます。
3年生だけ2科目ですね。
算数・国語 各150点(40分)作文200点(40分)
4~6年生
算数・国語 各150点(50分)
理科・社会 各100点(25分)
作文 300点(60分)
作文の配点が異常に高いですよね^^i
これが対策が必要だという理由です。
都立受検や、志望校に作文がある学校の場合は大いに対策をされていると思いますが、我が家は受験で作文の対策はゼロ。
おまけに作文はすこぶる苦手。これはマズイとネットで情報を集めるも、ほとんど情報なし……
かろうじて見つけた昔の記事には「え、小学生がそんな難しいことについて書けます?」といったお題が書いてあり、一気にあきらめモードになりました。
それでも「できることはやっておこう」と、当時購読していた「読売KODOMO新聞」の記事を振り返り、最低限の原稿用紙の使い方を確認。
作文も一教科として順位が出ていましたが、順位は良い方で、結果的には「対策は特に必要なかったかな」という感じです^^i
全統決勝大会 親の控室の様子
子供を会場に送り届けた後、親は別会場に移動します。
全統を主催する会社の永瀬社長の映像でのあいさつの後、長い待ち時間となります。
お昼の高級弁当、母はおいしくいただきましたが、息子に後で聞くと「味が苦手であまり食べられなかった」とのことでした。
大人と同じものだったかはわかりませんが、確かにふわりとショウガが香るような感じがありました。
外出は自由ですが、外に出てもオフィス街といった感じで時間をつぶすような場所もありません。
下のお子さんを連れている方もいらっしゃいましたが、なんとお行儀のいいこと!
騒ぐ様子など一切なく、それぞれ本や問題集を広げて勉強しています。
サピックスのテキストを開く子もいれば、折り紙で分数を考えている園児も。
お母さま方の中には、お知り合いなのかチラホラお話をされている姿もありました。
全国統一小学生テスト 決勝は全統と比じゃない難しさだそうです
全てが終わって子どもが言っていたのは、「超難しかった。あんなのわかんないよ」です。
ちょっとやさぐれていました^^i
確かに全統では満点に近い状態でも、決勝の点数は普段の模試とも比にならないほど低かったです。
平均点も驚くほど低かったため、初めての決勝ですと衝撃を受けるお子さんも多いかもしれません。
難しいということを知っていれば、始まる前に子どもにもう少し有効な声掛けがで来たのになーと思います。
※ 決勝の問題は持ち帰りを禁じられています。
知識だけでなく、考えることが求められている
子供の決勝大会の話を聞いていると、「考えること」を求められているように感じました。
そこが塾の模試とは大きく違う点で、習ったことを回答するのではなく、習ったことと、実際に起きていること(時事)を関連付けて考える力が求められているのだなと。
なんとなく、全統は「私立」決勝大会は「都立(公立中高一貫校)」という感じがします。
まとめ
決勝大会に進出する(全統で50位以内に入る)ための対策は、塾に通っている子であれば必要ありません。
満点を目指して、ケアレスミスをしないことに尽きます。
後はマークシートのミスがないことを祈ります!
テストが終わった後、「どうだった?」ではなく、「頑張ったね」ということにしたのは、実は決勝大会の司会の方に言われてからです。
ま、子どもたちは後で「どうだった?」と言われることを見越して自分から報告をしてきますが^^i
ぜひテストが終わった後は「お疲れ様、頑張ったね」とねぎらいの声をかけてあげてくださいね。
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